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今年の八月も旬日過ぎ

芝生の向こうに少し高く赤トンボが飛び交っています。
門の方ではサルスベリの花が盛りに近く、散っては咲き、
咲いては散り、我が世の夏を謳歌。
セミの声には少し陰りが感じられます。
我が家に来て、走り回っていた孫ちゃんたちのうち、
後からやって来た下の娘の方が昨日三河に戻って行きました。
彼女らはすぐにも、ダンナの在所(小原村)に向かい、向こうの
ジジババに可愛がってもらう番です。
上の娘の方は、まだあと少し、滞在した後、ダンナの赴任地
上海に向かいます。
皆なよく遊びました。私も連られてよく遊びました。
彼らの幼心に、この膳所の風景はどんな形で残っていくのでしょうか。
私の70余歳の脳裏にも、彼らの齢のころの、琵琶湖が遠くなったのを
除けばほとんど同じ光景が蘇ります。
夏休みにはこの庭で毎日セミ取りをし、この庭から毎日ボテジャコを釣っていた・・・
軟式テニスに明け暮れるようになったのは、もう少し経った中学生に
なってからだった・・・

    過ぎ去れば 皆懐かしき 夏の空    あきら


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孫ちゃん襲来(その2)

その1を書いたからには(その2)も書かねば不公平
になりますね。
じーじから見た孫ちゃんたちへの公平感は大事です。
昨日の夕方、次女が二人の娘と一緒に三河から
やってきました。
上の娘(孫)はもう何度も来ていますが、下の方は
去年の12月の生まれですから夏にやってくるのは
初めてです。
もちろんまだ何も解っていないと思いますが。
上の娘は先に来ていたイトコと早速庭に出ていったり
慣れたものです。
下の娘はハイハイがやっとなので、家内や長女に
身をゆだねたりしています。
身内感はあるようで、ハナからニコニコしています。

ごはんどきになっても、誰かがどこかで、泣いたり、勝手に
動いたり・・・秩序立つまでにはまだ少し時間が必要な
ようです。
皆がすぐに落ち着くような頃にはこちらの方はどうなっているか・・
楽しい時間の奥にそんな考えが立ち浮かぶ
頃ともなってきました。
そして今日は20日ほど南海上から九州近くまで迷走した
台風まで夜顔出しそう、やれやれ。

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孫ちゃん襲来(その1)

お盆が近づくと、うれしいような怖いような。
夏休みになった孫ちゃんを連れて、まず中国駐在の
長女が三河での逗留を終えてこちらにやってきました。
約1週間のご滞在。
昨夕到着・・・賑やかに食事、から始まりました。
滑り出しは順調。
久しぶりに会った下の息子も「ジージ、じーじ」と懐いて
来ます。
今朝も庭に一緒に下りて少しハシリ回りました。
明日は次女とその娘たちの登場です。
食事は8人で、いつも一人!の私にはout of image の
世界への突入です。
過ぎれば

  只一人 座して見渡す 夏座敷   一豊

の光景も浮かぶのですが。
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8月の汗

梅雨明け宣言の後も今いち、カーッとせず、何だか蒸し暑い日が
続いていましたが、8月の声を聞いた途端、朝から青空に昇る
入道雲。
暑いけれど、肌には心地よい風。このところ聞きなれている
セミの声もさらに耳に心地よい。
ただ、庭を眺めると跋扈する草々。
シルバーさんが明日入ってくれることになっているが、
それまでに少しメリハリつけて、重点的にお願いする部分は
ハッキリしておきましょう。
と、蚊に備えた重装備をして庭に降り立ちます。
少し抜き始めると、もう汗がしたたってきます。
この汗に対する皮膚感覚は、青春のテニスコート上に
落とし続けたそれに似ています。
こちらは少し苦役感覚が加わりますが、抜いたあとの
地面のスッキリさが補ってくれます。
汗がダラダラ流れるのをそのままに抜き進むもまた
気持ちよろし。
わずかな時間ですぐバテテ、部屋にもどりますが、
自分なりのやった感は我がものです。
明日もこれくらいは・・継続は力なり、それなりに。

  滂沱たる 汗のうらなる 独り言     草田男
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子孫交歓

1877年生まれのようですから、春挙より6歳下。
ほとんど同時代を生きた絵描きさんの一人に、
木島櫻谷(このしまおうこく)という人がいます。
(詳しくは検索してみてください)
京都画壇にあって、とても素晴らしい画家だったのですが、
春挙と同じく!実力ほど評価は世間的にはされていません。
私も、お墓が春挙と同じ等持院にあること、当所を拝観
される方から、「等持院の近くにある櫻谷さんのアトリエ
80畳の広さがあってとても素晴らしい」とときどき聞いて
一度見てみたいものと思っていた以外はあまり詳しい
知識は正直ありません。
半月ほど前、突然電話がありました。「おうこくのひ孫の門田
と言います。櫻谷文庫を主宰しています。春挙さんの旧邸も
なかなか面白いと聞いたので一度訪問したい・・」
こちらももとより出会ってみたい、ということで先日ご夫婦
で来られました。
お互い、絵描きの裔(すえ)として、大きな荷物を持たされた
苦労に共感するところ大。
こちらは宗教法人、あちらは公益財団法人として将来への
サバイバルを目指しているところも同じよう。
先ずは邸内をご案内しながら、「文化の保存」が共通の
話題となりました。
初対面にも拘わらず「百年の知己」の如し。
そりゃ百年前にはお互いの曽祖父・祖父が京都画壇にあって
同じ芸術の道を歩いていたんですから・・・
違う意味で、芸術は長し を感じたひとときでした。
秋にはこちらが等持院の近くの「櫻谷文庫」を訪れる
番です。
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ますます暑しセミの声

祇園祭も後の祭りに入りました。梅雨明け宣言がこの地方でも
発せられました。
朝5時頃目を覚ますと、ベッドの中からでも、耳を聾せん
ばかりのセミの声が耳の遠くなった私にも聞こえてきます。
若いころは最も好きな季節として迎えたこのころも
流石に70歳代半ばともなると、湖岸散歩にさえソロソロと玄関
出ます。
湖岸に達するまでわずか5分足らず歩くだけで、汗がニジンで
きます。
今年は梅雨が明けても、暑さだけはそうかと感じられますが、
空気はまだじとっとしています。
いつもなら、琵琶湖の上、青空高く入道雲が立ち上がるのが、
空の半分くらいは薄暗く雲が覆っています。
TVは、日本海沿い山陰から東北まで豪雨が襲っていることを
伝えます。
この辺はそこまではありませんが、芝生を覆う草の勢いがそのまま
我が目を覆います。
これが今年の夏のサ・カ・リ・・・
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これまたひさびさの草引き

京の町にコンコンチキチンの音が響き合う頃、我が家の庭や
門内にはセミの合唱が轟き、草ぐさがその伸びにさらに
力を加えます。
少し気になりながら、思わぬ「痛風」の発症で、動きをそがれて
いた、草引きを朝からひさびさにしました。
(お気遣いいただいた方もあった、痛風の方は大事にいたらず、
痛みは完全に引いて、普通に歩けるようになりました。まだ少し
腫れは残っていますが)
昨日少し強めに降った夕立のお蔭で、土も湿り気を帯び、
草も割合引きやすい。
腰をかがめて引いていると草の陰に何やらゴソゴソ。
どうやらカラを破ったばかりのセミ(羽がまだ濡れてました)が
草を頼りに、木の幹を求めている様子。
幹に張り付いて懸命に鳴くセミは幼いころから見慣れているが
この段階を目の当たりにするのは生まれて初めて!
これも草引きの功徳か。
そのままセミの微動するにまかせて、我が仕事に専念し
一段落してひと休みしてあたりを見に行くともはやセミの
姿なし。羽が乾いて無事に飛んだかな、この庭のどこかの木で
残り少ない命を歌えよ・・・
思わぬ生の営みの一端にふれた、夏の朝でした。

   空蝉の 縋れる草は 引かず置く   沙織
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7月12日は春挙の命日

そして、私、生まれて初めて記恩堂でお経を唱えました。
庭の一角にある「記恩堂」はそもそも、春挙が自分の両親
と絵の師匠(森寛斎)の恩に報いる意味を込めて建立
したものであることは、いつかここにも記しました。
春挙はもとより生前、この建物と中の仏様を非常に
大事にしていましたが、父の晩年以後、特に私が面倒を
見るようになってからは、正直少し手入れもおろそかになっています。
最近ボランティアとして、春挙が営なんだ、この家全般に肩入れ
していただいている末富さん一家、かくてはならじと思い、
この「記恩堂」もキレイにしようと一週間前に知人の方も誘って
大(だい)掃除をしていただきました。
十年以上手の入っていなかった、仏前を見違えるようにキレイに
していただきました。
「春挙さんのご命日のお参りは是非、こちらでやりましょう」
末富夫人の強い意思に押されて、私も思わず肯いていました。
実はこちらのお堂には春挙は入っていないのですが、遺志は
漂っています。
皆さんのご協力を得て、堂内での私の初仕事は滞りなく終わりました。
本屋の仏間に戻り、あらためて、春挙の遺影と位牌に一礼。
慣れない動きの孫の姿に、シャレ好きの春挙、彼岸で
大笑していたことでしょう。


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ひさびさの墓参り

春挙の墓参りをひさびさに(今年初めて)して来ました。
正確には、この前からここに登場してくださった「蘆花浅水荘活性化
委員会」のメンバーに連れて貰っていただいたということです。
発足後も、精力的に活動を展開してくださる皆さん。
7月12日の春挙の命日を前に、「一度お墓の存在を確かめるとともに
お参りをしておこう」と有難いお言葉。
末富さんが運転してくださるということで、痛風中で足の動き不自由な
私も軽く墓前まで。
お花を供え線香を手向け、委員長の池内さんの先導で「般若心経」を唱え、
ちょっと小雨は来ましたが、かえって暑くもなく、好コンディション
もとで「墓参り」は滞りなく終了しました。
私は、春挙の墓だけでなく、皆さんの厚意にただただ頭を垂れる
だけでありました。
春挙の遺徳と皆さんの想いに感謝・感謝・・・
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ひさびさの痛風!

久しぶり・・などとおさまりかえっていい訳ではありません。
20年ぶりに我が左足親指のつけねに痛風のハシリが
とりつきました。
20年前のあのまさに風が吹いても痛いという感覚(今でも
その強烈さは憶えています)ほどではありませんが、左足首から
甲全体はムクミ、歩くときには左足はソッとおろしてもかなり
痛い。
この前でコリて、酒のツマミとして絶好の明太子・トリキモ・じゃこおろし
・数の子などなど(書き並べるだけでもヨダレが出て来そう)は極力控え、
血液検査の尿酸値も基準内にあることを一番に確認して
大丈夫とひとり念押しして20年間無事過ごしてきたのに
、数日前からよく憶えている症状が顔を見せています。
やはりアルコールに親しみすぎでしょうね。
原因はよくわかっています。
これぐらいのイエローカードで済んだことを奇貨として、
また少し真面目に節酒(禁酒まで行けないのが私らしい)に
取り組みましょう・・・これが今年の七夕の我が思いです。

  七夕や 此の頃夢も なく老いて   加津夫

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