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晩夏の果て

今年も夏の終わりまで来ました。
夏を越えるのがだんだんシンドク!なりつつあるような。
ここまで来ると何とはない安堵感のごときものも。
それは、庭や門内の草木の勢いが少し落ち着いて
感じられるからかも知れません。
この夏最後のお客様を迎える準備をしながら、
そんなことを。
風は少し涼しいが、今出てきた日差しはまだ強いですな。

  ぎらぎらと 晩夏の芒 手にさはる    蒼石
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久々のノーポリープ

数日間、三河に行ってきました。
戻ってみると、セミの声はもうほとんど聞こえず、
庭先には赤トンボ乱舞。
毎年の晩夏の風景ですが。
当所で行った先輩の追善供養の余韻も冷めやらぬうち、
定例的な大腸の内視鏡検査に愛知まで行ってきました。
もう15年目(その間10回以上)になりますかねえ。
とても腕のいい病院なので、あえて愛知まで行って
検査してもらいます。
一つでもポリープがあると最低一週間は向こうで安静に
しなければならないのですが・・・
今回は4年ぶり位に、まったくポリープはなし。
家内や次女に祝ってもらって、早々に大津に戻りました。
愛知がいやなのではなく、こちらにも結構用事があるものですから。
秋の気配の立つ中で、秋には秋の仕事が待ち受けています。
ちょっと気分をよくして、立ち向かいましょう。

  赤蜻蛉 まなかひに来て 浮び澄む   草城


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強い日差しも何だか寂し

もう、カレンダーにも8月の終わりが見えてきました。
秋はとっくに立っています。
大文字の送り火を見るその前日(15日)には我が家にての
1年ぶりの前夜祭。=私が勝手にやり出した、大学軟テ部OB/OG
を集めての飲み会。(なんでも私は飲み会にしてしまいます)
もう半世紀を閲しています。
今年は、我らが敬愛する先輩のNさんの没後40年とて募ったところ
仲間の心のどっかに引っかかったのか、20人を越える大盛況。
各人がNさんとのそれぞれの思い出を語り、聞くだけで座は大いに
盛り上がりました。
それだけNさんの影響が濃かったのですね(私も含めて)。
感受性鋭い青春時代にテニスとともに出会い、その後40~50年を
まあ苦労したり、喜んだりしながら、一応
マットウに生きてきた。
そんな思いが我が座敷に溢れる中を会は進み、最後は
肩を組み合って、誕生100年の「琵琶湖周航の唄」を思い切り
唄ってオヒラキ。
私にとってのメインイヴェントの一つが過ぎました。
これらが過ぎれば、もう秋・・・セミの声は急にひそやか
中天から照り付ける日差しにも翳りが。
誰もいなくなった座敷で思い切り「ひとり」を感じる
8月の真昼。



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今年の八月も旬日過ぎ

芝生の向こうに少し高く赤トンボが飛び交っています。
門の方ではサルスベリの花が盛りに近く、散っては咲き、
咲いては散り、我が世の夏を謳歌。
セミの声には少し陰りが感じられます。
我が家に来て、走り回っていた孫ちゃんたちのうち、
後からやって来た下の娘の方が昨日三河に戻って行きました。
彼女らはすぐにも、ダンナの在所(小原村)に向かい、向こうの
ジジババに可愛がってもらう番です。
上の娘の方は、まだあと少し、滞在した後、ダンナの赴任地
上海に向かいます。
皆なよく遊びました。私も連られてよく遊びました。
彼らの幼心に、この膳所の風景はどんな形で残っていくのでしょうか。
私の70余歳の脳裏にも、彼らの齢のころの、琵琶湖が遠くなったのを
除けばほとんど同じ光景が蘇ります。
夏休みにはこの庭で毎日セミ取りをし、この庭から毎日ボテジャコを釣っていた・・・
軟式テニスに明け暮れるようになったのは、もう少し経った中学生に
なってからだった・・・

    過ぎ去れば 皆懐かしき 夏の空    あきら


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孫ちゃん襲来(その2)

その1を書いたからには(その2)も書かねば不公平
になりますね。
じーじから見た孫ちゃんたちへの公平感は大事です。
昨日の夕方、次女が二人の娘と一緒に三河から
やってきました。
上の娘(孫)はもう何度も来ていますが、下の方は
去年の12月の生まれですから夏にやってくるのは
初めてです。
もちろんまだ何も解っていないと思いますが。
上の娘は先に来ていたイトコと早速庭に出ていったり
慣れたものです。
下の娘はハイハイがやっとなので、家内や長女に
身をゆだねたりしています。
身内感はあるようで、ハナからニコニコしています。

ごはんどきになっても、誰かがどこかで、泣いたり、勝手に
動いたり・・・秩序立つまでにはまだ少し時間が必要な
ようです。
皆がすぐに落ち着くような頃にはこちらの方はどうなっているか・・
楽しい時間の奥にそんな考えが立ち浮かぶ
頃ともなってきました。
そして今日は20日ほど南海上から九州近くまで迷走した
台風まで夜顔出しそう、やれやれ。

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孫ちゃん襲来(その1)

お盆が近づくと、うれしいような怖いような。
夏休みになった孫ちゃんを連れて、まず中国駐在の
長女が三河での逗留を終えてこちらにやってきました。
約1週間のご滞在。
昨夕到着・・・賑やかに食事、から始まりました。
滑り出しは順調。
久しぶりに会った下の息子も「ジージ、じーじ」と懐いて
来ます。
今朝も庭に一緒に下りて少しハシリ回りました。
明日は次女とその娘たちの登場です。
食事は8人で、いつも一人!の私にはout of image の
世界への突入です。
過ぎれば

  只一人 座して見渡す 夏座敷   一豊

の光景も浮かぶのですが。
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8月の汗

梅雨明け宣言の後も今いち、カーッとせず、何だか蒸し暑い日が
続いていましたが、8月の声を聞いた途端、朝から青空に昇る
入道雲。
暑いけれど、肌には心地よい風。このところ聞きなれている
セミの声もさらに耳に心地よい。
ただ、庭を眺めると跋扈する草々。
シルバーさんが明日入ってくれることになっているが、
それまでに少しメリハリつけて、重点的にお願いする部分は
ハッキリしておきましょう。
と、蚊に備えた重装備をして庭に降り立ちます。
少し抜き始めると、もう汗がしたたってきます。
この汗に対する皮膚感覚は、青春のテニスコート上に
落とし続けたそれに似ています。
こちらは少し苦役感覚が加わりますが、抜いたあとの
地面のスッキリさが補ってくれます。
汗がダラダラ流れるのをそのままに抜き進むもまた
気持ちよろし。
わずかな時間ですぐバテテ、部屋にもどりますが、
自分なりのやった感は我がものです。
明日もこれくらいは・・継続は力なり、それなりに。

  滂沱たる 汗のうらなる 独り言     草田男
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子孫交歓

1877年生まれのようですから、春挙より6歳下。
ほとんど同時代を生きた絵描きさんの一人に、
木島櫻谷(このしまおうこく)という人がいます。
(詳しくは検索してみてください)
京都画壇にあって、とても素晴らしい画家だったのですが、
春挙と同じく!実力ほど評価は世間的にはされていません。
私も、お墓が春挙と同じ等持院にあること、当所を拝観
される方から、「等持院の近くにある櫻谷さんのアトリエが
80畳の広さがあってとても素晴らしい」とときどき聞いて
一度見てみたいものと思っていた以外はあまり詳しい
知識は正直ありません。
半月ほど前、突然電話がありました。「おうこくのひ孫の門田
と言います。櫻谷文庫を主宰しています。春挙さんの旧邸も
なかなか面白いと聞いたので一度訪問したい・・」
こちらももとより出会ってみたい、ということで先日ご夫婦
で来られました。
お互い、絵描きの裔(すえ)として、大きな荷物を持たされた
苦労に共感するところ大。
こちらは宗教法人、あちらは公益財団法人として将来への
サバイバルを目指しているところも同じよう。
先ずは邸内をご案内しながら、「文化の保存」が共通の
話題となりました。
初対面にも拘わらず「百年の知己」の如し。
そりゃ百年前にはお互いの曽祖父・祖父が京都画壇にあって
同じ芸術の道を歩いていたんですから・・・
違う意味で、芸術は長し を感じたひとときでした。
秋にはこちらが等持院の近くの「櫻谷文庫」を訪れる
番です。
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ますます暑しセミの声

祇園祭も後の祭りに入りました。梅雨明け宣言がこの地方でも
発せられました。
朝5時頃目を覚ますと、ベッドの中からでも、耳を聾せん
ばかりのセミの声が耳の遠くなった私にも聞こえてきます。
若いころは最も好きな季節として迎えたこのころも
流石に70歳代半ばともなると、湖岸散歩にさえソロソロと玄関を
出ます。
湖岸に達するまでわずか5分足らず歩くだけで、汗がニジンで
きます。
今年は梅雨が明けても、暑さだけはそうかと感じられますが、
空気はまだじとっとしています。
いつもなら、琵琶湖の上、青空高く入道雲が立ち上がるのが、
空の半分くらいは薄暗く雲が覆っています。
TVは、日本海沿い山陰から東北まで豪雨が襲っていることを
伝えます。
この辺はそこまではありませんが、芝生を覆う草の勢いがそのまま
我が目を覆います。
これが今年の夏のサ・カ・リ・・・
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これまたひさびさの草引き

京の町にコンコンチキチンの音が響き合う頃、我が家の庭や
門内にはセミの合唱が轟き、草ぐさがその伸びにさらに
力を加えます。
少し気になりながら、思わぬ「痛風」の発症で、動きをそがれて
いた、草引きを朝からひさびさにしました。
(お気遣いいただいた方もあった、痛風の方は大事にいたらず、
痛みは完全に引いて、普通に歩けるようになりました。まだ少し
腫れは残っていますが)
昨日少し強めに降った夕立のお蔭で、土も湿り気を帯び、
草も割合引きやすい。
腰をかがめて引いていると草の陰に何やらゴソゴソ。
どうやらカラを破ったばかりのセミ(羽がまだ濡れてました)が
草を頼りに、木の幹を求めている様子。
幹に張り付いて懸命に鳴くセミは幼いころから見慣れているが
この段階を目の当たりにするのは生まれて初めて!
これも草引きの功徳か。
そのままセミの微動するにまかせて、我が仕事に専念し
一段落してひと休みしてあたりを見に行くともはやセミの
姿なし。羽が乾いて無事に飛んだかな、この庭のどこかの木で
残り少ない命を歌えよ・・・
思わぬ生の営みの一端にふれた、夏の朝でした。

   空蝉の 縋れる草は 引かず置く   沙織
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